開催日時 令和7年5月23日
場所 徳島県立総合福祉センター 5階ホール
定期総会開催結果
爽やかな青空のもと令和7年度シルバー大学校大学院OB会第21回定期総会は、5月23日(金)徳島県立総合福祉センター5階ホールに於いて会員125名が出席し開催されました。ご来賓として徳島県保健福祉部長 福壽由法様、公益財団法人とくしま“あい”ランド推進協議会理事長 折野好信様、同事務局長酒巻英紀様の出席をいただき開催されました。また、第21回定期総会議案書については、第1号議案~第6号議案まで審議いただき、貴重な意見もいただきながら大綱了承され無事終了いたしました。
OB会松本会長挨拶

皆さまおはようございます。
3月初めの頃、幼い鳴き声であったウグイスも美しい鳴き声に変わり、早朝から何とも穏やかな気持ちにさせてくれました。
令和7年度第21回徳島県シルバー大学校大学院OB会定期総会にご来賓の皆様方と多数のOB会員の皆様のご出席を賜り深く感謝申し上げます。さて、この春卒業されました第20期生67名の方々が新しく仲間入りされ、OB会員も昨年度より増加し586名で今年度も出発いたしました。
一年前徳島県シルバー大学校大学院OB会の創立20年記念式典を皆様とともに盛大に行うことができました。今、振り返りますとそこに到達するまでには、費用の工面・記念誌の編集・全会員への配布方法・当日の運営の仕方などたくさんの試練に出会いました。その中でも一番の気がかりでした費用の工面の目途が立った時、大変気持ちが楽になり安堵したことを昨日のように思い出します。会長として成し遂げたことを誇りに思い、自分で自分を称え、『OB会員が何と素晴らしいことか!!』と改めて思い、今は良い思い出ばかりが走馬灯のように去来しています。
「人生100年時代」の到来は社会も時代も日進月歩で常に変化し、社会のしくみやシニアの生活環境、その中でも急速なデジタル化はシニア世代に大きく影響を与え、浸透し活用が進んできたように思います。
院OB会もこれからは会員の高齢化、会員の減少、役員への負担が多くなり成り手が無い、個人の事情などの状況になりつつあり、時代とともに求められるものが変わり柔軟に対応する必要が迫ってきています。今年度、OB会を少しでも円滑に活力ある運営ができますようにと役員の負担軽減、発送文書の合理化、会員の会費の値上げ見送り等、先を見越し、その一つとして先日来お知らせしています文書の発送方法の変更を提案し、今年度実行させていただきます。どうぞご理解いただきご協力くださいますようにお願い致します。
令和7年度も今までの良き伝統を継承しつつ、各講座での綿密な研修計画やリカレント講座において新たな知識や技術のスキルアップを図り、体得したことを社会貢献活動へと循環していきましょう。昨年は地域支援活動の場が増え、多くの成果を挙げることができました。「仲間と一緒にできそうなこと」でボランティア活動を通じた社会参加をし、生きがい、健康維持、友達との語りあうことで孤立防止等にも繋がり、今の私たちが目指しているものだと思います。
今後も会員の声や時代の動きを見つめつつ「であい・ふれあい・まなびあい」をモットーにOB会活動が魅力のある活動になるよう考慮していきたいと思います。5月23日は「一粒万倍日」この日に始めた小さな一歩は、いずれ大きな成果をもたらす、大きく実らせたいもの全てにぴったりの日だそうです。この日がよき日になりますよう、皆さま方の更なるご支援とご協力により、楽しく健康で生きがいを持って参加できる院OB会、そして更なる発展をさせることを心に留めながら私のご挨拶と致します。
来賓祝辞:後藤田正純徳島県知事
(代読 徳島県 保健福祉部部長 福壽由法 様)

本日、徳島県シルバー大学校大学院OB会第21回定期総会が多数の関係者ご出席のもと、このように盛大に開催されますことを心からお慶び申し上げます。また、松本会長はじめ本日ご列席の皆様におかれましては、日頃より本県の保健福祉行政の推進はもとより県政各般に渡り格別のご理解ご協力を賜っておりますことに、この場をお借りしまして厚くお礼申し上げます。
徳島県シルバー大学校大学院は全国で最も歴史あるシニア向けの大学院であり、その卒業生は、本年3月に御卒業された第20期生までで累計2,500人を超えており、本OB会は、第一期生の皆様が卒業後の平成17年9月に設立され、現在、会員数は500人を超えると伺っております。本会を通し、卒業生の輪が広がりますとともに熱心なご活動により、会員相互間の親睦が深まっておりますことを心強く思っております。 さて、今や県民の3人に1人以上が高齢者となっており、こうした超高齢社会では、高齢者の皆様に自分らしく生きがいを持って安心して暮らしていただくことで地域を元気にする主役として豊かな経験と知識を活かし、生涯現役で活躍いただくことが極めて重要であります。こうしたなか、OB会の会員の皆様には、持ち前の意欲と行動力のもと小学校でのプログラミング教育の支援、阿波十郎兵衛屋敷での観光ボランティアガイド、小学校や自治会での防災に関する出前講座の講師、各地域でのニュースポーツ普及など多方面で精力的に活動されており、松本会長はじめ会員の皆様のご尽力に改めて敬意を表しますとともに、今後とも豊かな長寿社会に向けた一翼を担っていただくことをご期待申し上げます。県としましても県民の皆様が健康で安心して豊かな高齢期を迎えられますよう、ぬくもりと活力ある長寿社会づくりを進めて参る所存ですので、皆様には、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
結びといたしまして徳島県シルバー大学校大学院OB会の更なるご発展と会員の皆様の今後ますますのご健勝ご多幸を心からご祈念申し上げましてお祝いの言葉と致します。
第2部 講演会 「特殊詐欺の実態と対策」 徳島中央警察署
徳島県徳島中央警察署生活安全課から、パワーポイントを用いて現在、特に増加している特殊詐欺の現状と被害の手口・内容についての講話がありました。また、身に覚えのないサイトや相手の話に即答はしない、一人で判断せず誰かに話す、 メディア等により手口の情報を知る、電話機の拒否サービス等現実的な対処法を教えていただき、短時間でしたが大変参考になりました。