令和6年10月19日(土)現地の天候が心配される中、参加者74名・バス2台で出発する。途中の高速道路を走行中、風雨が強くなり事故渋滞にも巻き込まれ予定通り実施できるか危惧されていたが最初の目的地の「丹波篠山城」に着いた途端、参加者皆様の願いが通じたのか小降りとなり見学に支障がなくなり安堵した。
見学はガイド3名の案内で3班に分けてスタートした。
篠山城は徳川家康が西日本の拠点として1年足らずで築いた城で日本の100城に指定されている。城は取り壊されているが唯一残った大書院の造り及び間取り・屏風絵などは目を見張った。
続いて、青山歴史村を訪ねた。青山家は6代に渡って城主をつとめた家柄で縁のものが展示されていた。また、丹波篠山の人々の生き様が歌となった「デカンショ館」へも行く。
昼食後は、歴史美術館へ。この美術館は元裁判所跡で木造の裁判所としては、わが国最古のもので重要建物として市文化財に指定さている。内部に法廷のモデルが設置されていて裁判長が着る法服がおいてあり、それを着て参加者の方が裁判長・被告・検事になり裁判の場面をユニークに演じていたのは滑稽であった。
また、武具・太刀・兜・絵画などが常設展示されていた。
最後は、「ほろ酔い城下蔵」へ。古くからの地元の造り酒屋で地酒を試飲したりリラックスタイムで見学を終了しました。
以上のように、歴史とは遺物や文献において文字で残された記録から過去を読み解く学問と言われています。見学された参加者の皆様 城址跡の現地確認と建物や遺物(古文書や鎧・兜)などガイドの解説で「温故知新」(古きを訪ね新しきを知る)を感じ満足した1日となった現地研修会であったと思います。